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Takeda

多田 毅 様
武田薬品工業株式会社
コミュニケーションズ&ガバナンス
ジャパンコミュニケーションズヘッド

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

タケダにとってこの1年は、今後数年間にわたる新製品上市の加速を見据え、競争力と長期的成長力を高めるための基盤を整える重要な転換期でした。成長フェーズへの移行に伴い、組織体制の変革を進める中で、従業員のエンゲージメント向上に注力すると同時に、ブランディングキャンペーンを通じて社外の応援意向の醸成にも取り組んできました。変化の大きい一年を通じて私たちが大切にしてきたのは、創業以来変わらぬ価値観である「誠実さ」です。私たちがお届けする医薬品の価値最大化に取り組む中で、患者さんの人生をより豊かにするという使命の原点に立ち返りながら、次の成長に向けた土台づくりを進めてきました。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

タケダではAIを単なるビジネスツールではなく、ビジネス全体を支える基盤として積極的に活用してきましたが、この1年活用の幅が大きく広がっています。創薬の場面だけでなく、例えば国内の製造・供給におけるAIを用いた需要予測モデルの導入や、財務や会計などのバックオフィス業務のAIによる自動化を進めてきました。コミュニケーション領域においても、テクノロジーの進化により情報の届け方や受け取られ方が大きく変わりつつあります。今後は、AIを単なるツールではなく、新たなステークホルダーの一つと捉え、信頼性や一貫性を重視した発信を行うことで、ブランド価値のさらなる向上につなげていきたいと考えています。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

今後、新薬の上市を通じて中長期的に持続的な事業の成長を実現します。また、2026年6月には代表取締役社長CEOがクリストフ・ウェバーからジュリー・キムへ交代することを予定しており、経営体制としても新たなフェーズへと移行します。目まぐるしい環境変化と、こうした自らの変革の中で、ブランディングは単なる認知向上にとどまらず、タケダが何を大切にし、どこへ向かおうとしているのかを一貫して伝える役割を担うと考えています。継続的なブランドコミュニケーションを通じて、変わらない「誠実さ」と新たなタケダへの共感と信頼を広げていきたいと考えています。