We give our clients the confidence to make Iconic Moves
18

Daikin

片山 義丈 様
ダイキン工業株式会社
総務部 部長 広報宣伝グループ長

Best Japan Brands 2026
ブランドリーダーズインタビュー

これまでにない変容を続ける環境の中で、ランクインしたリーディングカンパニーは今後の成長のためにどのようにその変化を捉え、対応しようとしているのか。 各社のブランドリーダーが 3つの質問に答えるインタビューシリーズ。

問1. どんな1年であったか:

この1-2年を振り返ってみて、貴社の事業やブランドにとってどのような年でしたでしょうか。達成できたこと、やり残したことなど、お聞かせください。

グローバルにさまざまな環境変化が激しくなり自分たちは何者なのかをしっかり定めていく必要性がさらに高まっている。ダイキンは2024年100周年を機に、グループ経営理念と独自の行動指針を定め、インナーブランディングではその浸透をしっかりと進めています。アウターブランディングにおいては「空気で答えを出す会社(Perfecting the Air)」を、グローバルグループにおいても展開していくことに概ね合意できた1年です。一方でPerfecting the Airをグループ内で展開していくためのツールの準備が遅れており、今後はグローバルでの展開を加速していきたいと思っています。

問2. Change – 変化と対応:

この1-2年において、様々な変化があったものと思われますが、貴社にとっての主な変化とその対応について、お考えをお聞かせください。

ここ数か月のAIの進化のスピードは驚異的で、今後はますますAI頼みになっていくに違いありません。そうなると、今まで人の脳の中に作っていたブランドを、AIに対してどう作っていくかが重要になってきます。小手先の手法はAIには通用しません。実体が伴わないお飾りのパーパスや、言動が一致しない企業はAIに淘汰されてしまうでしょう。場面や部署によって言っていることが異なるようでは、AIにはノイズと受け取られてしまいます。自分たちは何者で、どういう価値を届ける企業なのかをしっかり届けるために、インナーブランディング(理念・行動指針)とアウターブランディングでのダイキンの情報をベクトルと内容をきっちり揃え、いわば最高の金太郎飴を作らなければなりません。つまり、AIの進化という変化に対しては、結局は原点に戻って、当たり前のことを真摯に、すがすがしいくらいにきちんと対応していくしかないと思っています。

問3. Challenge – 未来への課題:

今後の中長期スパンでの経営目標や、その達成に向けたブランディングの役割、活動予定等について、お考えをお聞かせください。

グローバルでも「空気で答えを出す会社(Perfecting the Air.)」を、アウターブランディングのコーポレートメッセージとして、発信していく合意ができました。売り上げの8割が海外のグローバル企業として今後は腰を据えて展開を加速していきたいですね。そのためには組織の横ぐしを指した展開や人材の強化等のグローバルブランディングができる体制を整えていく必要があります。現状では属人的要素も少なくないので、人に依存している暗黙知を形式知に変えて、ブランドづくりに取組むコミュニケーション部隊の各人がやるべきことを理解して行動できる仕組みを準備したいと考えています。