jba2021

設立・趣旨

インターブランドジャパンでは、企業の更なる成長の支援を目的に、優れたブランディングを実行している企業・団体や事業・サービスを評価し、その活動内容を学ぶ機会の提供を目的としたアワードを開催しています。2018年のアワード設立以降、今年で4回目の開催となります。​

現在の企業を取り巻くビジネス環境は、グローバル化の加速、国内での少子化や地方産業の衰退など、企業の競争環境が大きく変化する中、これまでの技術力に根ざした「モノづくり」を競争優位とした日本企業の戦い方だけでは立ち行かなくなってきているのではないでしょうか。一方、ベンチャーを中心とした中小企業、産官学の連携によるコラボレーション、地域の伝統技術の再生など新しいビジネスの可能性も拡がりつつあります。今後、日本企業がグローバルでビジネスを成功に導くためには、日本企業の有する技術力、サービスや製品などを実体にとどまらない「ブランド」として存在価値を構築していくことができるかが、ひとつのカギであると私たちは考えています。​

さらにこのVUCAの時代において、人々の意識が変わり、生活様式が変わり、価値観が変わる、こうした不確実かつ不安な市場だからこそ、ブランドの真の強さと、そうした強いブランドをつくるためのプロセスが求められると考えます。「ブランド」をつくるということは、単に名前をつけ広告を展開すればいいということではなく、戦略立案からクリエイティブ表現までが統合的に展開されてはじめて価値のある「ブランド」が育成されていくものであり、まだ、多くの企業はそのブランドを育成する方法論を理解できているとはいえません。​

5回目を迎える今年は、常に変化する顧客、社員など人々の変化に適応する取り組みを実践しているかについても、注目していきたいと考えています。​

変化に適応するために、戦略基盤の構築、戦略策定、クリエイティブ開発、コミュニケーション活動を含むブランディング全般について、必要と考える取り組み及び、その取り組みをいかに迅速に経営、事業、商品、サービスなどのブランディングに組み込んでいるかを評価・分析し、発表を行うことで、企業のさらなる成長支援と、活動内容を学ぶ機会の提供を目指したいと思います。​

株式会社インターブランドジャパン
代表取締役社長 兼 CEO
並木 将仁

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概要
審査の視点
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